子供のスマホ・タブレットの使い方

子供のスマホ・タブレットについては、未就学児・小学生低学年においては、親のものを使うケースが多いようです。そして、小学生の高学年以上ともなると子供のスマホ保有率も高まります。なお、本年4月より民法改正で18歳から大人になります。子供がスマホ・タブレットを使うリスクを踏まえた適切な利用の仕方を考えてみます。

子供のスマホ・タブレット利用のリスク

色々なニュースで子供のスマホ・タブレットの利用に関わるトラブルを耳にします。未就学児〜小学生低学年、小学生中学年、小学生高学年〜中学生とそれぞれの世代で問題となる内容は異なるようです。子供の成長に合わせて子供自身で出来ることが増えてくるため、年齢を重ねるたびに、結果的に抱えるリスクが増えます。総務省では「インターネットトラブル事例集(2021年度版)」として公開している情報があります。この事例集からトラブルを抜粋してみます。

分類 内容
日常生活 スマホの過度な使用による生活や体調への支障
ながらスマホが招いた自転車衝突事故
メッセージアプリでの悪口・仲間外れ
腕試しで自作したウイルスをネットに公開
個人や学校などへの脅迫行為や犯行予告
個人情報 入力した個人情報の意図しない二次利用
メールからの誘導によるフィッシング詐欺被害
悪意あるWi-Fiスポットを利用したことによる情報流出
ネット取引 フリマなどネットを介した取引によるトラブル
著作権 他者の権利を侵害する投稿・二次利用・ダウンロード
ゲーム ゲーム上でのやり取りから生じたトラブル
SNS 悪ふざけなどの不適切な投稿
投稿から個人が特定されたことによる被害
旅行中の写真投稿や書き込みによる空き巣被害
自画撮り写真の交換に端を発した脅迫被害
ネットのコミュニケーション コミュニティサイトなどでの未成年によるアプローチ
アルバイト応募が招いた犯罪への加担
心のよりどころだったSNS上の知人による誘い出し
SNS等での誹謗中傷による慰謝料請求

出典:総務省ホームページ(https://www.soumu.go.jp/main_content/000707803.pdf

上記以外にも、表面化しづらい以下のようなものがありますね。

分類 内容
金銭的被害 アプリに課金
投げ銭(YouTubeスーパーチャットなど)
健全性の問題 スマホ・タブレットに多くの時間を費やす
家族との会話がなくなる
アダルトサイトや好ましくないサイトの閲覧

子供のネット利用について

子供のネット利用は以下のものが挙げられます。

  • 動画視聴
  • 知育アプリ・教育
  • ゲーム
  • SNS
  • 音楽視聴
  • 情報検索(ニュース、ナビ)

内閣府からは「令和2年度青少年のインターネット利用環境実態調査調査結果(速報)」が公開されています。
https://www8.cao.go.jp/youth/kankyou/internet_torikumi/tyousa/r02/net-jittai/pdf/sokuhou.pdf

詳細は上記リンクを参照いただければと思いますが、低年齢層では親のスマホを利用させるケースが圧倒的に多いことがわかります。子供が成長するに伴い、上記リスクを踏まえるとどこかできちんと管理しなければならない時期が来ると考えられます。低年齢層では親と共用しているスマホ・タブレットがメインであっても、年齢と共に親と共用する比率が減っていきます(P10)。中学生ともなればほぼ子供専用のスマホを保有しているでしょうけれども、この資料を参考にどのタイミングで子供専用のスマホを持たせるべきかのタイミングがわかります。

小学生高学年〜中学生になって個人のスマホを持つようになり、音楽視聴、SNS、情報発信など個人にフォーカスした利用が増加することになります。サービスの幅が広がり、コミュニケーション、課金、法律の理解に加えモラルと犯罪防止(身を守る)というテーマに親子でどう向き合うかが課題となります。個人中心になれば親の目も届かなくなります。このタイミングで様々なリスクが顕在化します。

小学生の高学年までには自然に覚えていく事も多いでしょうが、親としてそれまでに徐々に学ぶ機会を与えてあげるべきではないでしょうか?

低年齢層では親自身がIT機器やアプリに対する理解が必要となります。子供にできる事も少ないですが、リテラシーがない子供に能力以上の権限を与えないのは親の役目になります。

また、スマホ・タブレットの活用という考え方ではなく、緊急連絡の手段として子供にスマホを持たせるケースもあります。

低年齢層(5歳〜8歳)への管理策

<低年齢層の子供への技術的対策>

  • 親が認めたアプリのみ利用を可能にする
  • スマホ・タブレットの利用時間を制限する
  • SNSなど家族以外の知らない人とのコミュニケーションを制限する
  • 有料サービスなど課金の仕組みに制限をつける
  • Web閲覧はホワイトリストを利用する

子供専用の端末を用意する場合はiOS・Android共にアプリケーションで対策が可能です(後述します)。
実際には知育アプリやゲームのみを利用可能にし、メール、SNSは禁止にするという単純なルールでも良いですね。ただ難しいのはゲームの中に色々な人とコミュニケーションを取れるものがあるということです。この世代に家族以外とのコミュニケーションを取ることができるアプリは親がしっかりと確認し制限すべきでしょうか。そのうち知育アプリでも子供から課金して使いたいと言われる事もあるでしょう。その場合は親の判断が必要です。

YouTubeはキッズ版がありますが、実際親が見せたい(ためになる)動画はキッズ版になかったりと理想通りにはなかなか上手く行かないようです。
スマホのYouTubeアプリからリビングのTVに飛ばすことができるのでそれで(親が見せたい)動画を子供に見せることができます。ブラウザについては子供向けサイトなど決められたサイトのみの範囲であればホワイトリスト方式(親が認めたサイトのドメインを一覧化)で管理できます。
なお、OSやアプリなどの仕組みでは管理できないものもあります。

<低年齢層の子供への運用的対策(例)>

  • 1日で使う時間を相談して決める(体への影響を説明することが必要です)
  • 食事の時は使わない
  • 使う場所はリビングのみ
  • 外で使う時は親に確認する

ルールを決めたら、都度使っていい、よくないと判断・説明するより自主的な利用を促したいものです。 知育アプリであってもお金を払えば色々なものが追加で使えるというのがわかるようになっていきます。ただ、この頃の子供はブラウザの使い方や調べ方も良く分からないでしょうから親のスマホ・タブレットを貸与する方法でも十分運用は回ります。

小学校に入ったら見守りを目的としてGPSで子供の居場所を確認したいニーズが出てきます。小学校ではスマホの持ち込みを禁止しているところもあり、小さいGPS機器、例えば株式会社ミクシィが提供している「みてねみまもりGPS」などの小さいGPS機器を持たせる方が使い勝手が良いと思われます。

みてねみまもりGPS
https://mitene.us/gps

小学校3、4年(9歳〜10歳)への管理策

ブラウザによる検索など、Webでの調べ物をするのであればブラックリスト方式、これは通信キャリアが提供する「あんしんフィルター」を活用できます。漢字の読みも含めて親がそばで使い方を教えてあげる必要があります。この辺りから道徳心や判断力を学んでいくことになりますし、親のスマホを貸与する方法では運用が難しくなってきます。情報発信は認めず、閲覧だけは認める事を前提に、調べる能力を養うことができます。記事の正確性以前にこの年代の子供には難しすぎることを一生懸命調べても逆効果な事もあります。これは親が教えていく以外ありません。まだ外へのスマホ持ち出しは早いかもしれませんが両親ともに共働きの場合は緊急連絡手段の電話として持つケースも出てくる頃でしょう。

<小学校中学年の子供への技術的追加対策>

  • あんしんフィルターを活用する

<低年齢層の子供への運用的追加対策>

  • アプリケーションの利用時間を把握する
  • ウェブ閲覧は親が一緒に手伝う

既にキッズ版のYouTubeは見てもいないでしょうし、ブラウザに関してはホワイトリスト管理は煩雑すぎて運用が回らないのではないでしょうか。家族以外とのコミュニケーションは禁止しつつ、敢えて色々な事は教えない事も親の方針の1つでしょう。
なお、TV番組「Why?!プログラミング」で有名なScratchも8歳以上が想定されています。コミュニティにアップして評価を受けたりできます。全てのやりとりを拒絶するというのは現代では難しくなっているように感じます。参考になるのは、「Scratchコミュニティのガイドライン」です。非常にコンパクトにまとめられていますが、「誰にでも敬意を持って接すること」、「安全を保つこと: 個人情報や連絡先を公開しないでください」、「役立つコメントをすること」など子供にとって大切なことが書かれており参考になります。

Scratchコミュニティーのガイドライン
https://scratch.mit.edu/community_guidelines

他の子供よりも少し進んでいることになるかもしれませんが、リテラシーを学んでいくにはこの頃が良いのかもしれません。

小学校高学年〜中学生(9歳〜14歳)への管理策、教育・啓蒙

小学校高学年からいよいよ個人のスマホの活用が広がります。コミュニケーションは最初のうちは仲間内にとどめるべきと言われます。アプリやスマホ本体で制約はしつつも、この年齢になると重要なのは親子の信頼関係です。インターネットに向けて情報公開(発信)するにはまだ早いとも思われる場合、親が十分に関与してあげる必要があります。不正アクセスやフィッシング、著作権違反などありとあらゆるリスクを抱えます。色々な共通の趣味を持つ人たちとのつながりを求めるようになる時期ですが、犯罪や事故に巻き込まれないために親の指導が大切です。様々なインターネット犯罪について子供と話し合う必要が出てきます。この世代が一番難しいと思います。本来、中学生や高校生でゆっくりと友人とのコミュニケーションを学んでいく事がこの年代でスマホを保有することによって急に知識・能力以上の物を求められてしまうからです。

もうこの頃には子供が見たいものと親が見せたいものとは一致しない事も多いでしょうか。

低年齢層の頃はルールや安全管理措置に重点を置くことが大事でしたが、この頃からは、道徳心・判断力を身につけてもらう必要があります。親子ともに犯罪やトラブル事例集から身を守るために考えることが大事です。この世代の親ならば学校やPTAの会合で啓発や学習の機会もあることでしょう。子供は悪気はなくとも興味の方が勝ってしまう事もあるでしょうから、未使用のクレジットカードなどの保管場所にも気を使う必要が出てきます。これは親の暗黙のルールの一つとして考えたいものです。

<小中学生の子供への技術的追加対策>

  • キッズスマホ

<小中学生の子供への運用的追加対策>

  • ニュースや様々な子供のネットに関する問題を親子で話し合う
  • 著作権、法律に関する知識をわかりやすい形で学んでもらう
  • メールやSNSを始めるときはまずは友達など顔を知っている人間のみに限定する
  • フィッシングや詐欺など犯罪に関する知識を学ばせる

キッズスマホの代表格でもあるトーンモバイルは親が安心する機能が盛り込まれています。ただ中学生になると子供はiPhoneを欲しがるかもしれません。

トーンモバイル
https://tone.ne.jp/lp/a/b1.html

ある程度子供側の道徳心や判断力が高まったのであれば、子供のプライバシーにも配慮し、ブラウザのアクセス履歴を親がチェックする必要もないでしょう。

高校生(15歳〜17歳)

民法改正によって成人18歳への移行もあと2か月強ですが、正直、この年齢ならば親の制約というのも難しくなっているでしょう。働いていない高校生に課金を制約するのは子供も一定の理解を示すことと思いますが、18歳で大人の同意なしにスマホの契約が可能になります。高校生であっても自分で決定し、自己責任を持つことになります。これまで子供扱いだったものが高校3年生でいきなり大人の自己責任と言われても無理があります。言い方を変えると学ぶ機会が不十分であれば子供の自主性に任せるということはできません。

成人18歳となり、今の高校生は起業やクレジットカードに興味がある一方、自己責任という重さも認識を持っているようです。金銭の使い方を身につける必要があり、投資の詐欺などから身を守る必要があるため、かなり短期間で学習する必要があります。大学進学を考えるとここに全てを集中するのは非常に難しい問題です。

結局のところ、早めの教育機会を確保し、子供のリテラシーを向上させ無理なく大人になるための階段を用意してあげたいところです。

もうここまで来ればビジネス(社会)と同じです。報告・連絡・相談、権利と義務。ルール遵守から行動規範への変化です。定期的に話し合い、必要に応じて改善を促すことになるでしょう。

ここまでの整理

子供の成長の段階で、低年齢層の子供は管理中心に考えることになりますが、子供の成長とともに管理よりは学習、啓蒙が重要になってきます。子供への制約、管理だけを中心に考えていると後からが大変になりそうです。

子供の端末を管理する

低年齢層の時代から制約を主眼にするのではなく、子供に色々な発見の機会を与え自主的に行動してもらうためにも、子供専用端末を用意することを検討してみてください。子供が小さいうちであれば「こういうもの」として納得感は得られやすいですが、大きくなってからだと「権利が剥奪された」と感じてしまう可能性があります。繰り返しですがルールを明確にし子供に説明し、納得してもらいましょう。
iOS、Androidそれぞれ操作方法は異なりますが、子供専用端末によって以下の事が管理できるようになります。

  • 親が認めたアプリのみを使用可能とする
  • 使用時間帯の制限が可能
  • アプリ毎の利用時間を設定可能・利用時間の確認が可能
  • ブラウザはホワイトリスト、ブラックリストによる運用が可能
  • 親の判断で臨機応変に利用時間の延長が可能
  • 子供の居場所の確認

基本的には親のスマホで子供の端末をコントロールします。アプリのインストールは以下の流れです。
子供端末でアプリインストール→親の承認→インストール実行

子供端末がAndroidの場合、親のスマホはAndoroidでもiOSでも可能です。
子供端末がiOSの場合は、親のスマホはiOSが必要です。

両方で共通ですが、Androidならば子供のGoogleアカウント、iOSならば子供のAppleアカウントを作成する必要があります。

子供の端末がAndroid

Androidには古いタブレット・スマホでも利用可能なGoogleファミリーリンクというアプリがあります。
これはタブレット・スマホを子供専用とし、親のスマホからコントロールするものです。

個人的にはiOSよりもAndroidのファミリーリンクの方がより機能が分離されており使い勝手が良く感じます。

Android
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.google.android.apps.kids.familylinkfamily link

iOS
https://apps.apple.com/jp/app/google-family-link/id1150085200family link

ソフトバンクからYouTube動画が提供されていましたので紹介します。

ファミリーリンク 保護者さまの端末から設定する方法(12歳以下のお子さま用)
https://www.youtube.com/watch?v=uCcaFvRyYlY

ファミリーリンク 保護者さまの端末から設定する方法(13歳以上のお子さま用)
https://www.youtube.com/watch?v=rFO-nXEnC-Y

子供の端末がiOS

Apple 「iPhone、iPad、iPod touch でスクリーンタイムを使う」
https://support.apple.com/ja-jp/HT208982

iOSの場合はアプリのインストールは不要です。
まず、子供のAppleアカウントを作成し、iOSに子供のアカウントでログインします。また親のスマホで設定のファミリー共有から子供のアカウントをファミリーに加えます。その後、子供端末の設定からスクリーンタイムを選び、設定します。

使い方の一例

ブラウザのホワイトリスト

低年齢層の子供に見せたいサイトをブックマークなどして使えるようにし、他の難しすぎるサイトは許可しないとする場合、都度ホワイトリストのURLを更新する必要があります。この場合は、以下の使い方で効率よくホワイトリストが加えられます。

iOSの場合
AirDropを使う
iOSの場合は親のスマホなどで見せたい(許可したい)URLがあれば、それを子供の端末に向けてAirDropします。子供端末のSafariで開き、その時に「以下のページは制限されているのでブラウズできません」という表示とともに「Webサイトを許可する」リンクもあるのでそちらをタップします。
その後、スクリーンタイム・パスコードの4桁の数字を入力し、許可します。

Androidの場合
Googleチャット(旧ハングアウト)などのチャットツールを使う
URLなどを親の端末から子供の端末に送り、そこからChromeなどでアクセスします。子供の端末から親のスマホへの閲覧リクエストが送られ、親のスマホでドメインを許可するようになります。

なお、iOS、AndroidともにWebサイト単位の許可となりURLパラメータまでは含まれず、YouTubeの個別の動画を指定するということはできません。
しかし、実運用としては、このホワイトリスト管理はかなり大変です。キャリアが提供する「あんしんフィルター」や「iフィルター」などの有償ソフトウェアで管理に任せるという考え方も現実的でしょうか。

iフィルター
https://www.daj.jp/cs/purchase/#md

家族のメッセージやビデオチャット

iOSの場合
スクリーンタイムでFaceTimeやMessageについて連絡先に登録されている人のみに絞ることができます。

Androidの場合
前出のGoogleチャット、Google Meetでビデオ通話ができます。明確に相手を絞ることは難しいようですがGoogleアカウントをネットなどで公開していなければそう問題になることはないと考えられます。

ゲームはゲーム機として、スマホ・タブレットは学習の道具というイメージを子供に持ってもらう方法も良いのではないかと思います。私は家族のコミュニケーションはAmazonのエコーショーを使っています。遠方の家族ともビデオチャットができます。「アレクサ、●●さんに電話して」の呼びかけは低年齢層の子供、高齢者にも扱いやすく、高齢者の見守りと低年齢層の知育とが両立できます。子供が留守番というシチュエーションでも親のスマホのアレクサアプリから自宅のエコーショーにビデオ通話ができますし、その逆も可能です。留守番をしている子供は親の顔を見て話ができるので安心感が得られます。

利用時間の延長

例えば、平日は2時間以内、休日は4時間以内としつつも、祭日や少し多く使いたい場合があるケースなど延長が可能になります。iOSではあらかじめ決めた子供の端末上で4桁のパスコードで許可します。Androidは親のスマホで6桁のワンタイムパスワードを使って子供の端末を操作可能です。

Android固有の情報

  • Androidは何故かアプリのアンインストールが許可なしで実行できてしまいます。セキュリティソフトをアンインストールされると困りますね。
  • Androidでは管理者の他に1名保護者が設定できます。従い、夫婦で子供のリクエストを承認できます。

Sophos Firewallを利用する

子供のWeb閲覧のフィルタリングのためにこのブログで紹介しているSophos Firewallを使うこともできます。ただし、子供のWebアクセスのフィルタリングの目的だけにFirewallを導入するのはハードウェアの用意など大掛かりすぎますので、iフィルターの方が現実的です。既にSophos Firewallを導入されている方は設定してみる価値はあります。

Sophos Firewallの導入

かなり細分化されたリストになっていますが、これでもある程度絞り込んでいます。ここからさらに許容するものを選択から外します。

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上記はSophosのサイトより引用「Sophos XG Firewall: Web カテゴリ」
https://support.sophos.com/support/s/article/KB-000038862?language=ja

Sophos Firewallでは子供の端末をIPアドレスで特定した上で、Sophos FirewallのWebポリシーで設定し、Firewallルールを記述することになります。

まとめ

ホワイトリストや都度アプリのインストールなど、親の方がそれなりに時間を使うことを覚悟しないとなかなかこの運用は難しいとも感じます。しかし自分の子供があまり素性の良くないアプリを入れることを友達から勧められた場合、親の承認が必要だからと断る事も可能になり、制約が長所になります。

小さいうちに野放しだったものが、大きくなってからいきなりスクリーンタイムを親が一方的に設定すると子供にはネガティブな感情が生まれ、回避する方法を探します。 Web上には不満とともに回避する方法を探す投稿なども見かけます。ITの仕組みはフェールセーフくらいに考え、対話を重ねることが何よりも大事と考えさせられます。